月別アーカイブ: 2012年3月
「無縁社会」と宗教界の課題
「エンバーミング」の考察
「自然に還る」を超えるべき人生の最期
「日月神示」について
世の中大転換がわかる 日月神示の緊急未来予測 迫りくるこの国の立て替え・立て直し (超☆わくわく)
- 作者: 中矢 伸一
- 出版社/メーカー: ヒカルランド
- 発売日: 2011/03/22
- メディア: 単行本
ある知り合いから「日月神示」という予言書があると聞いた。
名前からして神道系かなと思っていたが、どうやら大本系の予言書らしい。
自分が高校生の頃、桐山靖雄の阿含宗と出口王仁三郎の大本教に興味を持った。
特に大本教の教理のひとつである「型の論理」にはゾクゾクさせられたものだ。
上記の予言書もその筋の話だとわかったが、最近はあまり予言書といった話には興味がそそられなくなったため、内容自体は正直インパクトがなかった。
ただそこに載っていたいくつかの話題は結構うがった話があったので、ブログで紹介したいと思った。
それは「満州」の内容だ。
ロシアにいるときから、既に「これから北朝鮮の時代が来る」という話が出ていた。
自分は別に北のシンパでも何でもないが、世界が密かに注目する地域が中国東北部周縁だと言われてきた。
だからこそアメリカはあれだけ北朝鮮からコケにされても和解の道を用意しようとしているのだろう。
ある意味米国の国際戦略には恐れ入る一方、ただ単にコケにされっぱなしの日本の政治家連中にはほとほと呆れてしまう。
韓半島情勢を考えれば考えるほど、日本にとって同地域に対する国家戦略は重要なはずなのに…
これに対する先見の明をもった人物は日本にいないのだろうか?
「いい呼吸」をしよう
最近長女のしもやけがひどくなった。冷え症の気があるようで心配だ。体が冷えやすいといろいろな問題が出てくるが、特に問題なのは免疫が落ちることだろう。自分も免疫機能を強化したいと考え参考になる書籍を探していたところ、面白そうなものを見つけた。
この本、ヨガ関係の本だが、それ以上に参考になるのは「呼吸」ということについて掘り下げて書いてある点だ。現代日本人は特にこの「呼吸」ということがダメになっているということが分かる。いわゆる「道」は必ず姿勢の問題を重要視しており、これが古来より日本人の気質となり健康の源となっていたが、今の日本人には「ダメな呼吸」、つまり「浅い呼吸」や「短い呼吸」が蔓延しており、特に息を殺すようなストレス環境で末梢血管が収縮して血行が悪くなる、姿勢も筋力を使わない猫背となる、疲れやすい、等々。若者が地べたに座り込んでふにゃふにゃしているのは論理的に正しいのだ。
人間の体には運動神経を通じて自分の意思で動かせる部分と自律神経により自動的に動く部分の2種類が存在しているが、その両方にかかわる器官として最も重要なものが呼吸器だという。これはつまり「体」と「心」に対応しており、この2つをつなぐものが「呼吸」という機能だとしている。『もともと「体」の動きに比べて「心」とは、意志の力でコントロールすることが難しいもの。心をうまくコントロールできないと、人はストレスを感じることになる。そうすると自律神経は即座に反応し、主に交感神経によって、各器官に〝ストレス状態対応〟の働きをするよう指令を出す…呼吸器もまた自律神経の支配を受けているため、呼吸筋が緊張し、息が速くなり、あるいはそれを抑え込むような、殺すような呼吸になる』。こうした状態が長引くと体の不調が顕著になってくる。
ここで問題解決の糸口となるのもまた「呼吸」となる。その理由は呼吸器が意志の力によっても動かせる器官だから。つまり意識的に呼吸のリズムを変えることで自律神経の働きを変え、最終的には心の状態も良い方向に変化させることができるということだ。
そしていわゆる「いい呼吸」のしかたとその効果が5項目にまとめられている。
1)「深く吐く」と血がきれいになる
2)「たくさん吸う」と疲れがとれる
3)「お腹で吐く」と血行がよくなる
4)「胸で吸う」と姿勢が整う
5)「ゆっくり吐く」とストレスが解消する
さらにこの「深くゆっくりとした呼吸」というのが非常に重要で、これを心がけることで副交感神経が働き出し、血行促進と体液循環により免疫力が活性され、体の自然治癒力が高まっていく。ヨガというのは結局、そのような特徴を持つ「呼吸」に着目して体系化された運動といえる。
張りつめた雰囲気で作業を行っているとき、イライラが爆発しそうなとき、様々なストレス環境の中で、肩の力を抜いて呼吸を整えることの重要性を感じ、無意識に実践してきた自分だったが、そこにはきちんとした理由があったことがわかり納得した次第だ。